納骨壇を納骨堂内に新設・リニューアルするときのポイントをご紹介します。
依頼者様視点でのポイントを記載していますので、納骨壇のリニューアル等を検討されている方はぜひ参考になさってください。
納骨堂を新しく建設する場合は必ず収支計画書を書きます。収支計画の中で納骨壇にかける予算を決定します。
納骨壇の入れ替えのみを行う場合も収支計画は必要です。納骨壇の設置数を増やしたり、段数を増やして収容可能な数を増やす場合は、全て埋まった時の収支などをシミュレーションしておきましょう。
納入された納骨壇が全て埋まるまでのスケジュールが立てられるとより良いです。
納骨壇の設置予定台数、希望する収容数も事前に検討しておきましょう。
希望する収容数が分かると、概算でのお申込み可能人数も分かります。収支計画書が書きやすくなりますし、納骨壇メーカーが調査〜提案をしてくれます。
※ 「納骨堂の面積」と「希望される納骨壇1基の大きさ」によっては希望される数と前後致します。
スケジュールについては依頼者のみで決めることができません。
納骨堂を新規に建設する場合は大きなプロジェクトになります。関係者が非常に多くなりますので、しっかりと情報共有しながら進めることがスケジュール通りに進めるポイントになります。
納骨壇をリニューアルする際も同様です。納骨壇のメーカー及びその他関係者と意思疎通を取りながら進めていくことが重要になります。
仏壇型の場合は納骨壇から天井まで35cm〜50cm程度の高さ(スペース)があると良いとされています。
ロッカー型の場合は段数を少しでも多くする為に天井ギリギリまで高くしたい所ですが、最上段の参拝をする際に不自由を感じさせないことが重要です。 移動式の踏み台を用意して、これに乗って参拝するスタイルならば、天井ギリギリまで活用することも可能です。また、納骨スペースと参拝スペースが分けられている場合も、天井ギリギリまで高くすることが可能です。
移動式の踏み台の一例
納骨堂内の中央通路は150cm〜180cm(以上)の幅が望ましいとされています。
納骨壇が対面する通路は120cm(以上)の幅が確保できていると礼拝しやすく、人の行き来もしやすくなります。 また、収納数を増やす為に通路を細くしなければならない場合もありますが、その場合は車椅子が通れる「80cm〜90cm程度の幅」を目安にすると良いでしょう。
納骨壇メーカーが図面を作成しますので、必ず確認するようにしましょう。
また、CG(コンピュータグラフィックス)を作成してくれる納骨壇メーカーもあります。これがあると施工後にイメージが違うというトラブルを減らすことができます。 檀家様への説明や販促ツールとしても活用出来ますので納骨壇メーカーに確認すると良いでしょう。
以下は納骨壇の配置シミュレーションで実際に作成したCGになります。
照明をつける場合はAC100Vの電源コンセントが必要になります。
納骨壇を納骨堂内に新設・リニューアルするときのポイントについて解説しました。
ここで紹介した項目の中には、メーカーや建築会社が調査・代行してくれるものも含まれています。ただ、依頼者様側もしっかり参画し、メーカー担当者とよくコミュニケーションを取ることでより良いものに仕上がります。
ご依頼者様、メーカー及び関係各社が一丸となることで理想の納骨壇が完成します。納入完了後には、言葉では言い表せない感動が待っているでしょう。
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